開催日:2017年8月10日(木)
会場:科学技術館(東京都千代田区)実験スタジオL
対象:小学4生年〜6年生 参加人数:17名
テーマ「電子顕微鏡を使って観察しよう!-知っているものの、知らない世界-」
講師 日立ハイテクノロジーズ
今回は、研究の現場でも使用する卓上電子顕微鏡「MiniscopeR TM3000」を使って、自分たちで採取した植物や昆虫を、詳しく観察しました。
観察する植物や昆虫の採集
科学技術館のある北の丸公園を散策して、葉っぱに隠れた虫やセミの抜け殻、花や花粉を集めました。その後実験室に持ち帰り、肉眼、虫めがね、光学顕微鏡を使っていろいろな見え方を観察しました。
電子顕微鏡で観察しよう
電子顕微鏡と光学顕微鏡の違いを学んでから、公園で採集した葉の葉脈や花の花粉、先生が用意した蚊やダニの死骸などを電子顕微鏡で観察しました。虫の触覚や複眼、身体の構造など、肉眼では見ることのできないミクロの世界で、生き物が持つさまざまな機能についても観察しました。また、こういったしくみは、生物模倣の製品開発に利用され、私たちの生活に役立っていることも学びました。
北の丸公園で採集
光学顕微鏡で観察
電子顕微鏡で観察
子どもたちからは、「ほかの顕微鏡を見た後で、電子顕微鏡を見たので、とても分かりやすかったです。」「10000倍以上の倍率が見られてとてもうれしかったです。」などの感想があり、普段見ることができないミクロの世界に目を輝かせていました。この回は、2017年度「日立サイエンスセミナー(全6回)」の3回目として開催しました。
会場の様子
科学技術館と日立グループのスタッフ