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多文化共生社会の構築電子ジャーナル「日立財団グローバル ソサエティ レビュー」第5号 シンポジウム

多文化共生とイノベーションの発見〜これからの日本をどのようにつくるか〜

2025年6月15日(日)開催

多文化共生社会の構築に向けて、移民学、社会学、心理学、経済学、生態学などさまざまな分野の専門家と、外国にルーツをもつ多彩なゲストが一堂に会して、講演やパネルディスカッションでの議論をとおして現状や未来について語ります。登壇者の経験や知見を共有し、具体的な取り組みや課題解決の方策を探り、多文化共生社会の在り方を考える機会となることをめざします。
本シンポジウム講演録は、電子ジャーナル「日立財団グローバル ソサエティ レビュー」第5号(2025年12月発行)に掲載します。

開催概要

タイトル
多文化共生とイノベーションの発見 〜これからの日本をどのようにつくるか〜
開催日時
2025年6月15日(日)13:00〜16:00
開催方法
ハイブリッド開催
  • 会場参加 先着180名
    • アキバホール(アキバプラザ5階)東京都千代田区神田練塀町3
    • JR線 秋葉原駅 中央改札口より徒歩2分
  • オンライン参加(Zoom ウェビナー)
参加費
無料
対象者
どなたでもご参加いただけます

プログラム

13:00
開会
13:05〜13:45
基調講演(30分)

「Immigrant Japan―移民社会日本について」※同時通訳

講演者グラシア リュー ファーラー氏(早稲田大学教授)

早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、早稲田大学アジア国際移動研究所所長。Ph D(シカゴ大学社会学)。日本における移民の経済的・社会的・政治的な実践、留学生と専門職移民のグローバル移動について主に研究を行っている。
主な著書に、Labor Migration from China to Japan: International Students, Transnational Migrants(Routledge, 2011、単著)、Immigrant Japan: Mobility and Belonging in an Ethno-nationalist Society(Cornell University Press, 2020、単著)、Handbook of Asian Migrations(Routledge, 2018、Brenda Yeoh との共編著)などがある。

写真:グラシア リュー ファーラー氏
質疑応答(10分)※質問は会場参加者のみとさせていただきます。
13:45〜13:55
休憩(10分)
13:55〜14:55
パネルディスカッション@(60分)

「暮らしと生活―私たちにとっての日本、そして世界」

モデレーター唐沢 穣氏(名古屋大学特任教授)

名古屋大学情報学研究科 特任教授
専攻は社会心理学。偏見やステレオタイプが生じる過程、道徳意識や政治的態度などについて、心理学実験や社会調査を用いて研究している。京都大学文学研究科修士課程、カリフォルニア大学ロサンジェルズ校博士課程修了(Ph.D.)。名古屋大学名誉教授、2023〜2025年アジア社会心理学会会長。主要著書:「偏見や差別はなぜ起こる?心理メカニズムの解明と現象の分析」(共編著・ちとせプレス 2018年)など。

写真:唐沢 穣氏

パネリスト下地 ローレンス吉孝氏(立命館大学研究員)

専門は国際社会学。著書に『「混血」と「日本人」 ―ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』(青土社、2018年)、『「ハーフ」ってなんだろう?あなたと考えたいイメージと現実』(平凡社、2021年)。「ハーフ」や海外ルーツの人々の情報共有サイト「HAFU TALK」を共同運営。

写真:下地 ローレンス吉孝氏

パネリスト副島 淳氏(俳優、タレント)

両親は日本人とアメリカ人。大学時代までバスケットボールに没頭し、卒業後は雑誌を中心にモデルとして活動。
2017年からNHK「あさイチ」毎週火曜日のプレゼンターに抜擢される。キャラクターを活かし、ジャンルの垣根を越えて、映画、ドラマ、バラエティー、舞台、MCなど幅広い分野で活躍中。

写真:副島 淳氏

パネリストマライ メントライン氏(コメンテーター)

北ドイツキール出身。ノイエ銀英伝のドイツ語監修から、TV局プロデューサー、映像翻訳、コメンテーター、執筆業や芥川賞・直木賞の受賞作品予測まで、幅広く活躍。2017年8月に処女作『ドイツ語エッセイ 笑うときにも真面目なんです』を出版。その他の著書は『本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」』(池上彰と増田ユリヤとの共著)、『まいにちふれるドイツ語手帳2025』など。J-WAVE「Jam the planet」とTOKYO MX「堀潤モーニングFLAG」にレギュラーゲストとして出演中。職業は「ドイツ人」。

写真:マライ メントライン氏
14:55〜15:55
パネルディスカッションA(60分)

「仕事と経済―多様性とイノベーション」

モデレーター是川 夕氏(国立社会保障・人口問題研究所国際関係部長)

編集委員長/博士(社会学)/国立社会保障・人口問題研究所国際関係部 部長
東京大学文学部、同大学大学院人文社会系研究科修士課程修了後、内閣府に勤務。2012年から同研究所に勤務。専門は社会人口学、移民研究。出入国在留管理庁「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」委員、OECD 移民政策専門家会合(SOPEMI)メンバー等を務める。

写真:是川 夕氏

パネリストアルベルト ミヤンマルティン氏
(慶応義塾大学准教授:比較文化論、近代日本研究)

慶應義塾大学経済学部准教授、スペイン出身。バルセロナ自治大学翻訳通訳学部卒業後に来日し、大阪大学にて日本語・日本文化の博士号を取得。山口県立大学国際交流員や同志社大学グローバル地域文化学部助教を経て現職。専門は言語学、比較文化論、翻訳思想史、日本教育史。研究内容は、近代日本における西洋文明の受容、啓蒙思想と倫理教育、他国との文化交流など。福沢研究センター所員、日本・スペイン・ラテンアメリカ学会役員。
著書に『『修身論』の「天」:阿部泰蔵の翻訳に隠された真相』慶應義塾大学教養研究センターなど。

写真:アルベルト ミヤンマルティン氏

パネリスト梅ア 昌裕氏(東京大学教授:人類生態学)

東京大学大学院医学系研究科・教授。専門は人類生態学。
若い頃は、パプアニューギニア、中国海南島などで、住み込み調査をしました。
最近は、腸内細菌と人類の適応との関係に興味をもち、日本、ラオス、エチオピアなどでプロジェクトを運営しています。
主著は『ブタとサツマイモ: 自然のなかに生きるしくみ』(小峰書店)、『微生物との共生: パプアニューギニア高地人の適応システム』(京都大学出版会)など。

写真:梅ア 昌裕氏

パネリストコチュ オヤ氏(株式会社Oyraa 代表取締役社長)

トルコ生まれ。大学で電子通信工学を専攻し、2006年に日本のオムロン株式会社のインターンシップに応募し、初来日。滋賀県水口町(現・甲賀市)で暮らすなかで日本文化に心酔。大学卒業後、東京大学の研究員となる。13年に大学院工学系研究科を修了後、日本でボストンコンサルティンググループに就職。17年、株式会社 Oyraaを創業し,153か国の言語の通訳者を即時に呼び出せるアプリを開発し話題となる。18年、日本に帰化。現在、株式会社Oyraa代表取締役社長のほか一般社団法人外国人雇用協議会 理事も務める。

写真:コチュ オヤ氏

パネリスト友原 章典氏(青山学院大学教授:「移民の経済学」)

2002年ジョンズ・ホプキンス大学大学院よりph.D.(経済学)取得。
世界銀行や米州開発銀行にてコンサルタントを経験。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営大学院エコノミスト、ピッツバーグ大学大学院客員助教授およびニューヨーク市立大学助教授などを経て、現在、青山学院大学国際政治経済学部教授。著書に『移民の経済学』中公新書、『外国人と共生するための実践ガイドブック』日本評論社がある。

写真:友原 章典氏
16:00
閉会

参加申し込み

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