特別対談 研究者になってHAPPY!!
~進路・仕事・子育てのこと教えちゃいます~
パイオニアトークVol.8 特別対談 研究者になってHAPPY!!
理工系女子の憧れの職業の一つ - 研究者。
でも、一口に“研究者”と言っても、そのお仕事はさまざま。
「将来は理工系に進もうと思うんだけど…」
進路選択を前にした都内近郊の女子中高生に向けて、日立製作所で働く研究者、
寺本やえみさん、田中佐知さんのお二人が、
サイエンスエンターテイナーの五十嵐美樹さんとその魅力を語り尽くします。
みんな悩んで大きくなった
自分の将来を決める進路を選ぶ上で、不安や迷いはつきもの。
こちらのページでは、お二人が理工系への道を選択する時に、
胸に抱えていたお悩みとその解決法を特別に教えて頂きます!
こちらのページでは、お二人が理工系への道を選択する時に、
胸に抱えていたお悩みとその解決法を特別に教えて頂きます!

POINT 01 自分の“気持ち“に従う。
お二人が理工系に進もうと思った時の不安や、最終的な決め手を教えてください。
五十嵐さん
寺本さん
理系の中でも、農学部にも興味があったり、生物系にも興味があったり、いろんな分野を可能性として考えましたね。でも私の場合はやはり父が私が幼いころから家でコンピューターをいじっていたというのが一つの原点になっていると思うんですけれども、やはり「コンピューターサイエンスが面白そうかな」っていう風に何となく自然に思ったという、そこで決めていたというような形だったかなと思います。
田中さん
「理系の中でどこの学部に行きますか」と考えた時に、やっぱり何かモノ作りとかそういうのをやるんだったら工学系だけど、「就職だけを考えると資格を取ったほうが有利なんじゃないかな」と悩んだりしてたんです。でも、結局「自分が将来どうなっていたいか」と思った時に、やっぱり元々の物理が好きだったりとか、ロケットとか家電とか、「身の回りを変えるようなことをやりたいな」と思って工学部に進学しました。
POINT 02 理工系はみんな数学が得意?!
続いて、これ、悩んでいる方も多いかと思うんですけど「理系に進むには数学が得意じゃないとダメなんじゃないか」というお悩みについて尋ねてみました。
五十嵐さん
寺本さん
私も中高校生の時にそんな数学が大好きだったり、大得意だったというわけでは決してなかったです。むしろ世の中にどういう課題があって、「ここの部分はこういう技術アルゴリズムで解けるんじゃないか」っていう、全体をしっかりつなげられる力の方がずっと大事なので、「数学得意じゃないから理系は無理だ」っていう風に考える必要は全くないと思っています。
田中さん
私は正直数学はあんまり好きじゃなくて、「数学というよりも理科、理科の中でも物理が好きかな」と思って工学部を選んだところがあります。
数学も含めていろんな学問は全部、工学部で何かを作っていくためのツールの一つとして、できるに越したことはないんですけど、数学が好きである必要はないし、むしろ「それを使って自分が何をやりたいか」ということの方がよっぽど大事なので、数学が好きかどうかっていうのはどちらでも大丈夫だと思います。
数学も含めていろんな学問は全部、工学部で何かを作っていくためのツールの一つとして、できるに越したことはないんですけど、数学が好きである必要はないし、むしろ「それを使って自分が何をやりたいか」ということの方がよっぽど大事なので、数学が好きかどうかっていうのはどちらでも大丈夫だと思います。
POINT 03 あなたがいてくれたおかげで
では、お二人が理工系を選択するときに例えば影響を受けた人であるとか、参考になったことがあれば、教えて頂けますか?
五十嵐さん
寺本さん
私はどちらかというと、友達と色々話をして、友達がどういうことを考えてて、どういう方向に進もうとしているのかということをよく話していました。お互いを応援し合って、「一緒にここを目指そう」とか、そういう話をしながら頑張っていた記憶があります。
田中さん
私は両親が「理系って何?」みたいな家だったので、「理系に女の子が進んで大丈夫なの」って心配してたんですけど、高校の物理とか数学の先生が「いや全然大丈夫だよ、こんな先輩がいるよ、こういう未来が開けてるよ」と言ってくれて、進学しました。
確かに、自分の周りにお手本になる人物がいればいいですが、中々そんな人は見つからないもの。
そんな時は、お友達同士や先生たちと話をしてみるっていうのも、とても大事。
もし悩んだら一人で抱え込まずに、身近な人に相談してみて。
そんな時は、お友達同士や先生たちと話をしてみるっていうのも、とても大事。
もし悩んだら一人で抱え込まずに、身近な人に相談してみて。
五十嵐さん